「あれからどうした」は、声と映像の内容が大きく乖離しながら同時に提示される独特な映像手法を通して、人間の「表と裏」を暴き出す、まったく新しい形のドラマです。居酒屋の扉が開き、仕事仲間の男女が三々五々帰路につくと、翌日会社の食堂にたまたま集まった面々は、昨夜別れた後にどう過ごしたのか互いに尋ね始めます。「あれからどうした?」それぞれが語る昨夜の出来事(音声)は、実際に体験した出来事(映像)と大きく食い違っているのです。なぜか浮気を隠したり、悪事を隠したりする人々。何食わぬ顔で平然と嘘をついたり、大げさに物事を言ったりする姿が映し出されていきます。このドラマは、人間の本当の姿を見せることで、私たちの表と裏の存在を考えさせてくれる作品となっています。