ある夏の日、ある駅のホームで、てつちんの帰りを待つきんべと山ちょ。その時、きんべはふと思い出す。あの2年前の約束は、もうすぐ果たされるのだということを。そして、5年生になった彼らの夏休みが始まる。きんべと山ちょはいつも一緒に遊んでいた。2年前の夏休みに、転校していったてつちんからの手紙が届いたとき、きんべはとても嬉しかった。そして、てつちんが「2年で帰ってくる」という約束をしたことを知ったとき、きんべと山ちょは約束の日を楽しみに待っていた。しかし、2年が過ぎてもてつちんは帰ってこなかった。きんべと山ちょはそれでも約束を信じて待ち続けたが、その約束は嘘だったのだと知ってしまう。きんべはがっかりし、山ちょも悲しみに暮れた。でも、5年生になったきんべと山ちょは、少しずつ変わっていた。きんべは大きくなり、サッカーが得意になった。山ちょは勉強ができるようになり、ピアノも弾けるようになった。2人はそれぞれの夢を持っていた。そして、ある日、きんべと山ちょは再びあの駅のホームに立った。そこには、