警部の妻・圭子と一緒に暮らしている刑事・鬼塚一路、定年間際の最後の事件で、犯人に刺されて両足の機能を失い車椅子生活となった彼は、1年後、新宿東署刑事課の司法係長に再任用された。しかし、その配属の理由は“手付かず案件”によるものだった。街を愛し、愛されてきた新宿の街を舞台に、“記憶の街”として脳内に描き出すことができる鬼塚は、“手付かず案件”により困っている人がいることを知り、事件を調べることを決意する。
そんな中、刑事志望の遠山咲や鬼塚の部下である山岸豪太ら若者たちと共に新宿の街を舞台に数々の事件を解決していく鬼塚。しかし、彼らはそれぞれに秘められた過去や思いを抱えており、事件の背後にはそれらが絡み合い、新宿の裏側に潜む闇が次第に明らかになっていく。果たして、鬼塚は“手付かず案件”を解決し、新宿の街を守ることができるのか?それとも、新宿の闇に飲み込まれてしまうのか?そんな刑事たちの日々を描く、心温まるヒューマンミステリードラマ。